昨年の11月末に、GPの門戸をたたいて不妊治療への第1歩を踏み出してから1年がたった。
この1年のまとめ
2005年11月GP初診 不妊治療のため専門医への紹介をお願いする。
2005年12月 私の血液検査、子宮がん検診のためのスメア
2006年1月 夫の精液検査
2006年2月 夫の精液再検査
2006年5月 夫の泌尿器科専門医受診
2006年10月 不妊専門外来初診
今後の予定
・子宮卵管造影検査・・・3−4ヶ月待ち
・経膣エコー・・・1−2ヶ月待ち
・血液検査再検(私)
・IVF 有料の場合約4ヵ月後(IVF(±ICSI)の費用 約100万円)
無料の場合18ヶ月から24ヵ月後
最近、私の心は揺れている。年齢が結果に大きく影響するこの不妊治療にも関わらず、このペースはかなり厳しい。妊娠率は35歳を過ぎると、年々着実に下がっていく。このままイギリスで治療を受けるのか、日本での治療を検討するのか。これから私達はどのような方向性でいくべきなのかを客観的に考えるために、NHSで治療を受ける際のメリットとデメリットを考えてみた。
【デメリット】
1)待ち時間
当初GPから、不妊専門医の受診まで約3ヶ月町といわれたにも関わらず実際には約11ヶ月もかかっているのだ。今後の待ち時間の予定もあまり信頼できない。
2)診察の流れ
また、今までかつて一度も専門医師の問診や診察がなく、全て専門看護師によることが進んでいるというのも疑問である。専門医の予約を入れていた日も、実際はGPの研修医が担当していた。
3)治療成績
私の治療を受ける施設でのIVFの成功率が全国平均よりさらに低く、出生率19%(全国平均23.6%)というのも気になる。
4)治療方法
採卵後、夫が他施設まで約1時間かけて卵を保温器で運ぶT IVF(Transport IVF)という方法も納得できない。このT IVFでも成功率は変わらなかったという報告もあるようだが、まだまだ症例も少なく信頼できない。常識的に考えても、運ぶことにデメリットはあってもメリットは考えられない。それでなくても、事故や故障の多いイギリスの地下鉄や電車。緊張して運ぶ夫がなんらかのアクシデントに巻き込まれない可能性もある。雨の多いイギリス。途中、スベって転んで、保温器を床に落としてしまう可能性だってあるのだ。さらには、運ぶ間の振動や、温度の管理、保温器から入れたり出したりする間の手技、全てにリスクがある。
5)その他の治療に関すること
採卵をする病院と移植をする病院が違うこと。採卵後、卵が確認出来なかった場合の報告は、自分が受けさらに自分で不妊専門チームに連絡しないといけないこと。これは、専門家間のコミュニケーション不足ではないかと思う。重大な検査や報告は医師間、或いは専門者間で伝えるべきである。患者は精神的にも動揺し冷静な判断や言動をしていないかもしれない。ましてや、言葉の壁がある場合は、電話でのコミュニケーションはさらに危険やストレスを増す。
6)費用
IVF±ICSIで、約100万円はかなり高い。日本の約2倍近い。
7)万が一、治療中に大きな副作用や問題が起こった時に、そのような緊急や動揺した状態で、英語環境で適切な説明や希望が伝わるか不安である。
【メリット】
1)夫のいるこのイギリスで日常生活をしながら治療を行える。便利である。心強い。
2)イギリスは、IVFを初めて成功させた国なのである。医療レベルも高い(少なくとも最高レベルの施設では)
3)イギリスでの不妊治療を体験できる。興味がある。
4)HFEAにより監修されているため、医療レベルは保たれている(はず…)。
5)無駄な費用はかからない(飛行機代、滞在費など)
6)無料IVFにもある(待ち時間約2年だけど…)
書き出してみた上で、夫といろいろと話し合った。夫は、治療はイギリスで一緒にしたいという思いがあったようだ。その気持ちはとても嬉しい。でも、私の気持ちは日本での一時帰国での治療に大きく傾いていた。これだけは、ゆずれなかった。
そして、私達は一時帰国による不妊治療という道を選ぶことにした。しかし、せっかくイギリスに住んでいて高い税金も払っているのだから、こちらでも出来ることはしたい。だから、イギリスでは、無料IVFの待機リストに変更して名前を載せてもらい、同時進行という形をとることにした。
日本に一時帰国をするようですね(^o^)
毎日拝見させて頂いていました。
イギリスでは、想像以上に時間もお金もかかるんだなと思いました。
年齢的な事よりも先に、精神的な負担が心配です。
毎日、宇都宮よりお祈りしています。