イギリスの、医療制度はNHS(National Health Services: http://www.nhs.uk/)という国の制度によりなっている。「揺りかごから墓場まで」というスローガンで有名なイギリスの医療制度は、原則無料というとてもありがたいものだ。とはいえ、医療費の大部分は税金で賄われており、驚くほど税金も高いのだが…。イギリスの医療制度については、いろいろな論争があるが、これは追って紹介していきたい。
国民は、原則的に最寄のGP(General Practioner)に登録することが必要で、全ての健康に関する窓口は、まずこのGPが担っている。つまり、GPは日本でいういわゆるかかりつけ医(家庭医)なのである。今回の不妊治療のような専門治療、或いは糖尿病専門医や、小児科医専門医にかかる場合など、専門医療が必要な場合は、全てのこのGPから紹介状を書いてもらうこととなる。つまりGPは、健康や病気のスクリーニングとともに、一般的な検査や治療(つまり1次医療レベル)の対応、そして専門的な検査や治療が必要な場合は、各専門家への紹介業務と、専門家と連携して慢性疾患の定期的フォローアップを行っている。
私達は、引越しに伴い、新住居の最寄のGPに再登録することになった。ちなみに最寄のGPはNHSのウェブサイトから検索できる。(http://www.nhs.uk/England/Doctors/NearestSearch.aspx) ここで、注意が必要なのは、最寄のGPが受け持ち登録者の多い場合は、断られるということがあることだ。その場合は、次に最寄のGPを探すことになる。GPにも当たり外れがあり、評判のよいGPには、少し離れた地域からでも希望者が殺到してしまうという裏事情もあるようだ。
余談だが、最近はGPもいわゆるグループ開業の形をとっていることが多い。個々の医師の負担を減らすとともに、予約も入りやすくなり効率的なようだ。
幸い、私達は自宅から歩いて数分のGPで再登録できた。イギリスで初めてGP登録した時は、医師による約30分ほど現在の健康状態や過去の疾患などについての問診があったが、今回は書類手続きだけの簡単なものであった。
Medical card (表)クリックすると拡大します。

Medical card (裏)

そして、いよいよ不妊治療に向けて医師の予約をとることになる。電話で予約をすると、3日後に受診することとなった。
これが、2005年の11月のこと。約10か月前である。
医師の門戸をたたいてから−−−0日経過
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